歯学部の最低修業の年限は、他の医学部と同様に6年間です。一般の大学より2年多い修業年限です。6年間のカリキュラムとしては、2年生迄には一般教養課程を取得し、4年生迄に基礎医学課程を取得することになっています。5年生になってから臨床実習の試験を受けて合格しないと臨床の実習に出られません。6年生からは臨床歯学課程の単位を取得します。卒業生は学士の学位しか得られませんが、博士の課程に入学できるなど修士に準じた扱いを受けられます。また、6年間の歯学科を修了していないと歯科医師国家試験は受験出来ません。国家試験に合格して、はじめて歯科医師の資格が与えられます。
すべての歯学部は臨床実習の場である附属の大学病院や附属の診療所設を置しており、学生の臨床実習はそこで行われます。臨床実習では、朝早くの診療の準備から診療の時間後、深夜にまで及ぶこともある厳しい実習生活が1年以上続きます。指導医師から厳しい指導に応えられる知識、精神力、そして体力とが必要とされます。その為に、6年生までに進級しても耐えられない学生も珍しくありません。また、臨床実習では、患者さんとのコミュニケーション能力も厳しく鍛えられたり、歯科の医師としての資質も学びます。
臨床実習では、口腔外科他矯正歯科等、各種の診療科の患者の治療をそれぞれが担当します。治療をする実習生は、歯科医師と同様な責任を持って診療を行われます。このような歯科医師育つために歯学科を持った歯学部が多くなっています。口腔保健学科は、歯科衛生士、歯科技工士などを養成するのですが、こちらも増えています。また、歯科衛生士の専門学校や歯科技工士の専門学校をもつところもあります。